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<退行催眠> (過去の記憶があなたを苦しめている)
退行催眠(年齢退行)とは催眠(トランス)状態を利用して、潜在意識の中に貯蔵された記憶を引き出すことです。
退行催眠に入ると、過去、その年齢で体験したことと同じ体験をすることができます。
忘れていた記憶を思い出すのに応用することもできるのです。
催眠療法において、この退行催眠はとても有効な方法です。
退行催眠を使って催眠療法を進めていくには、セラピストの人格的な成熟度もさることながら、深い経験と高度な技術が要求されます。
退行催眠に誘導すること自体はそれほど難しいことではありません。
しかし、退行催眠を治療として的確に使える人は、まだそれほど多くないでしょう。
退行催眠に入るだけで、すごいことのように感じる人がいます。
でもそれは、催眠療法のほんの第一段階に過ぎません。
問題は退行催眠をどのように使って、その方の悩みを解決するかです。
退行催眠に入っただけでは治療と言えず、かえって過去の辛い体験やネガティブ(マイナス思考)な感情がよみがえってきて、益々苦しくなることも珍しくないのです。
特に深いトラウマを背負った方は、信頼できるセラピストに退行催眠を依頼して下さい。退行催眠はあくまでも心理療法なのです。
潜在意識の中には、胎児の時から体験した全ての記憶が貯蔵されています。
しかし、私達は幼少期の記憶は特に印象深かった事ぐらいしか、直ぐには思い出せません。
まして、胎児のころの記憶などなおさらです。幼少期や胎児期の記憶は、普段は潜在意識の中に深くしまい込まれています。
これらの記憶が、現在の私達の生活に何の悪さもしなければよいのですが、現実はことあるごとに色々な邪魔をすることがあるのです。
記憶といっても様々な種類があります。事柄の記憶・学習された身体的反射の記憶・感情の記憶等です。
幼少期に辛い体験をすると感覚麻痺を起こしやすく、その時のネガティブ(マイナス思考)な感情を感じなかったり、充分感じずに感情を抑圧してしまうことがあります。このような感情は、あまりの辛さやパニック状態から自己存在を守るためなのです。
不幸にもそのようなことが繰り返されると、感覚麻痺や感情抑圧が習慣化して、その考え方が身についてしまいます。ここで問題なのは、その後の人生にマイナスの影響を与えるような、心理的な構造ができあがってしまうことです。
このような心理的な構造が、日常生活で様々な症状を引き起こします。
<具体例>
精神面 : うつ症状や不安感、自己嫌悪、人間不信、様々な依存症、パニック発作など。
人間関係 : 恋愛・家族・親子・友人・同僚などで繰り返されるトラブル。 共依存的傾向など。
身体症状 : 心身症・自律神経失調症、摂取障害、原因不明の痛み、疲れやすさ、不眠など。
退行催眠を用いた心理療法は、抑圧された感情記憶の開放と出来事の書き換えを行うことによって、様々な症状を軽減したり解消したりするのが目的です。
過去に抑圧された感情記憶が、様々な症状となって現れるなんて想像できますか?
でも退行催眠を行うと、現実に症状が改善されていきます。たった、3〜4回のセッションで、長年抱えてきた悩みから解消される方も多いのです。何故、退行催眠が優れた治療効果を発揮するのでしょうか?
現実を踏まえ、考えられることは・・・。
@ 抑圧された感情は、様々な症状となって現れることがある。
Aしたがって、その抑圧された感情を充分に感じて・開放することが、最も効果的な治療法となる。
Bしかし、感情の開放は大人になった現在行ってもあまり効果はなく、その感情が抑圧された時に退行して、その時の年齢で開放するのが最も効果的である。
Cそして、その時に本当にしたかったことをやり直す(書き換え)ことが、さらに効果を高める。
第一回目のセッションの場面で催眠の説明をします。
「催眠にかかったという、特別な感覚があるということを期待しないで下さい。」とお話しします。
そのようにしても、「催眠は魔法のように人を変えられる」という先入観を変えて頂くのは、難しいときがあります。
催眠という現象は特別な感覚ではありませんし、その方によって感じ方は様々です。
リアルな映像を見る人もいれば、映像よりも身体感覚や感情を強く感じる人もいらっしゃいます。
映像がハッキリ見えなかった場合、その方は「自分は本当に催眠にかかったのだろうか」
と確信が持てない場合もあります。どうしても、リアルな映像を期待してしまうからです。
いま、10人の方が退行催眠に入ったとすると、その体験の仕方は、概ね次のようになります。
@ 10人中、3人の方は、その年代に戻って、実際にその体験をしたときと同じように感じます。
怒ったり、泣いたり、笑ったり、体が動いたり・・・、話し方まで子どものようになってしまいます。
A 3人の方は、まるで映画を見ているように、子どもの頃の自分の映像を見ます。その時の感情も感じられます。
B 3人の方は、映像はあまり感じられませんが、身体感覚(ある部分の緊張、痛み、違和感など)や感情を感じます。
C1人の方は、特に映像や感情を感じられない人です。
このように、人によって感じ方は様々です。特にBのタイプの人は、自分が本当に催眠に入れたか、不安になる人達です。
Cのタイプの人は、「自分は催眠に入れない人」という先入観があるか、様々な防衛が潜在意識の中にあるかも知れませんので、始めにその防衛に気づく必要があります。
抑圧した感情は様々な症状となって、現れることがあります。
退行催眠の本当の目的は、過去の抑圧した感情につながり、それを感じ開放することです。
決して、過去の映像を見ることではありません。
確かに映像を見るとリアリティーは増しますが、目的はあくまでも感情体験をする事にあります。
C のタイプの方も、映像はハッキリ感じられなくても退行催眠に入っていますし、
治療効果は充分にあります。
退行催眠に入るときには、色々な邪魔が入ります。それが「防衛」です。
例えば、過去の体験があまりに辛かったので、「もう、そこには戻りたくない」と潜在意識が思っている場合です。
たとえ顕在意識が「退行催眠に入りたい」と思っても、潜在意識の「防衛」が働くと、上手く退行催眠に入っていけなくなります。
そのようなときは、カウンセリングを行ったり催眠で「防衛」を外していくことから始めますがすんなりと上手くいかないこともあります。そのような場合は、時間をおいて心の準備ができるのを待つ必要があるかも知れません。
退行催眠のプロセスを成功させるには、セラピストの経験・技術・直感力が鍵になります。
ただ単に年齢退行を行っただけでは、必ずしも現実的に症状を改善するといった効果が現れないのは、セラピスト自身の成熟度の問題が大きいと思います。
セラピストの成熟度が高まれば高まるほど、クライエントとの信頼関係も育まれます。この信頼関係は治療をさらに効果的にします。
■オフイスコンドウでのセッションの特徴 |
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「私どもの特徴として、次のような考え・手法でセッションを行っています。
クライアントの方に負担の少ない瞬間催眠法やエリクソン催眠など多種多様なスキルが必要となります。 |
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